「香川の高校野球戦後の記録」復刻版について
高松一高野球部OB会長の伊藤さんが自費出版した「香川の高校野球戦後の記録」復刻版が四国新聞のサイトと四国新聞のWEBサイトでご紹介頂きました。
以下、四国新聞社が運営しているサイト内に掲載されている内容を引用しております。
掲載元:四国新聞社のWEBサイトで確認はこちらから
全国高校野球選手権大会の前身、全国中等学校優勝野球大会が始まって、ちょうど100年の節目を迎えた今年6月、元小学校長で高松一高野球部OB会長の伊藤良春さん(62)=香川県三木町=が、47年前に発行された「香川県高校野球戦後の記録」の復刻版を自費出版した。終戦翌年の1946年から23年間の県大会、県勢の四国大会や全国大会のスコアなどのほか、当時の世相を交えた大会の解説記事を掲載。香川の高校野球史に再び光を当てる貴重な資料となっている。
「~戦後の記録」は、高松東高野球部監督兼部長を24年間務めた故大住寛さんが1968年に、全国選手権の第50回大会を記念して発行。大住さんと友人だった伊藤さんの父親が譲り受け、当時中学生だった伊藤さんに贈っていた。
伊藤さんが復刻版を出版したのは、昨年末に高松一高野球部OB会長に就任したのがきっかけ。「高松が焼け野原になった戦後の絶望期、復興期に高松中や高松商の名門に割って入った母校の活躍をOBに知ってほしかった」と、長年自宅で保管していた「~戦後の記録」の再発行を決意。大住さんの妻からも了承を得て、6月下旬に出版にこぎ着けた。
内容は、初版が発刊された1968年の春の四国大会までの県勢の試合スコアを網羅。県大会決勝、県勢の四国大会や全国大会の試合はメンバー表、イニングスコア、チーム成績も載せている。冒頭には、高松商高を率いセンバツを制覇した故若宮誠一さんが優勝時の心情を振り返る寄稿文を寄せており、県内の高校野球ファンにとっては垂ぜんの一冊となっている。
伊藤さんは「こつこつと集めた情報がまとめられた労作。野球王国を支えた先人の思いとともに、香川の高校野球の歴史を多くの人に知ってもらえれば」と話している。
200冊作成。現在約150冊あり、1冊千円(税込み)で販売している。購入希望者は伊藤さん〈087(898)0627〉。